七五三まいり [或る日の出来事]
11月4日(日)
数え年で、上の娘が7才、下の息子が5才になるので、近くの氏神様へ七五三参りをする。
先週、奈良で鹿せんべいをもってキャアキャアいいながら走り回っていた子供とは別人のように大人しくしていた。
(Canon KissDigital+Distagon25mmf2.8)
・・・それには訳があった。
家内が七五三は、二人とも和装にすると、言った事が端緒であった!!
娘の衣装は、家内の子供のときに誂えたものらしい。
30年前の着物だが、家内の母親が大切に保管してくれていたのであろう、すこぶる状態がよい。
また髪飾りの小物からハンドバックまでもがその当時のものである。
(帯や小物にぶら下がっている鈴のすっかり色褪せているのが、その年月を表してはいたが・・・)
この姿を見て家内はもとより、実家の母親はどんなに喜んでいるであろうか。
ちょっとした親孝行ではないかな。(早速写真を送ってあげなければ・・・)
一方息子のほうは、貸衣装である。
周りから見て浮いた衣装を着ている人を「七五三みたい」というが、こちらは本家本元。
まさにそのとおり。
妻の選択によるものであるが、まあ、舞台衣装のような派手なものである。
男の子の和装一式については、私が三歳のときに誂えた羽織袴がいまだに実家に保管されている。
あるとき、母親にこんなもの取って置いてどうするの?と尋ねると・・・
「何言うてんの。捨てられへんよ」と答える
それを聞いて、今回敢えて息子に着用させようとしたが、あまりにシミが酷く傷んでいたので断念する。
40数年前の衣装だから仕方ないか・・・
その代わりといっては何だが、遠方の家内の両親には来てもらえないが、近くの私の両親には当日参加してもらった。
ジジ・ババも嬉しそうだ。
お祓いや記念撮影をゆっくりしたペースで済ませ・・・ああ、お疲れ様。
4歳の息子は慣れない着物にかなり頑張っていたが、ついに力尽きた。
そして、ジジ・ババに・・・
「七五三なんてなんでもないようだが、親としての大役だ・・・ごくろうさん。」
と、こちらが労われる。
・・・いくら年をとっても親の前ではいつまでも子供である。
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いつもと違う服装にかしこまっていたのが、
最後は疲れておんぶする姿がかわいいですね。
by manamana (2007-11-07 13:53)
ウチの子の七五三は、明治神宮へ行きました(数年前ですが)。
車で行き、着いたら車中で着替え。慣れない格好をさせられた子供も、最後は千歳飴をもらって大喜びでした。
by (2007-11-07 15:06)
>manamanaさん。おはようございます。
そうなんです。辛抱の足らん奴で、力尽きました。
>明治神宮のような大きなお宮さんだと七五三の参詣者も多いので大変でしょう。またユニークな衣装を着た子供たちもいてるのでしょうね。
by Fuzzy (2007-11-10 10:20)
独り身だと縁遠いものの一つです。
小学校一年生の時、来週の今日が父親参観で(これで年齢までばれますね)、授業が終わった後、そのまま春日大社へ行った女の子が何人もいました。
>出身校
当りです。
by なにわ (2007-11-11 15:12)
>なにわさん。
はるか昔のお話ですね。私の頃も「父兄参観」といってました。
なにわさんの同窓生、私の周りの同職に何人かいます。
子息を通わせている同職も数人いてるようです。
by Fuzzy (2007-11-12 23:23)