善通寺からの帰路 [阿房の気まま旅日記]
(前回からのつづき)
善通寺から琴平まで快速サンポートに乗車。
ここまでは電化されているので本数が多いのだが、ここからは一気に本数が減ってしまう。
時間があるので琴平で途中下車してぷらり散歩。
琴平は、金刀比羅宮の参詣駅なので多くの人々でにぎわっている。
一寸コトデンの駅舎をのぞく。
車両が一新されてしまったので、余り面白くないね。
琴電1101は旧京王帝都電鉄デハ5023 で1969年製
この駅舎、じっくり見るととても味わいがある。
昭11築だが、ややクラシックなデザインの木造建築だ。
自動改札のない改札口がなんとスッキリと美しいことか・・・。
こんぴらさんのマークが派手ではあるが・・・
ホームの洗面台のデザインはこんぴら舟舟なんだろうか?
本日のお供・・・minolta CLE+Leica Summaron35mmf3.5
こんな企業PRポスターを眺め・・・
「およそ」と「最速」の文字がなんでこんなに小さいの? 夕刊フジの見出しみたい。
ポスター左上に小さなマークが・・・
瀬戸大橋も出来てから20年になるのか。JR四国にとってこの橋の存在は大きいなあ。なんて思ったり・・・
ここにも行かなくては・・・
一時間のお散歩タイムを終えるとようやく阿波池田行きがやってきた。
キハ65とキハ58の二両編成だ。
ここからは四国山地の峠越えとなるので、ディーゼルエンジンをかなりふかす。
その轟音がまた旅情たっぷり。
国境のスイッチバック駅である坪尻は、すっぽりと雪化粧。
善通寺・琴平の天気とは別世界だ。
普段は乗降客は皆無の駅だが、今日は18切符利用のマニア様が3人も下車し、乗ってきた車両を撮影していた。
途中すれ違った列車にはメロンパンナちゃんのトレインマークつき。
どうやら四国はアンパンマン天国のようだ。
佃で乗り換えて一路徳島へ。
徳島からは南海フェリーに乗船。
ガラガラかなと思っていたが、Uターン客が多く桟敷席はいっぱいだ。
仕方なく屋外の寒いベンチに腰掛ける。
2時間紀伊水道の景色を楽しんだ後、和歌山港から特急サザンで難波へ。
和歌山港の先にはかつては水軒駅があり、和歌山港と和歌山市との間には、築港町・築地橋・久保町と3駅あったが、2002年以降、徐々に廃止された。
昔はこうだった・・・
行燈式駅名板は新調することなく、下欄の隣接駅の表示を修正するだけで、昔のまま使用しているところが南海らしくていいね。
善通寺から難波まで7時間を要し、ちょっとお疲れ。
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長旅お疲れ様でした(^^
琴電は瓦町駅の近代的な風景と古風な列車の組み合わせが特に好きでした(笑)
にしても京王の旧5000系、いまだ現役で走っているとは…
小さい頃は冷房付きと言う事で駅で待っている時に来ると嬉しかったものです。
by Agas (2008-01-09 08:27)
お邪魔してます。
琴電の旧京王帝都電鉄デハ5023は懐かしいですね。幼少時、私は京王帝都電鉄沿線の府中にいましたので、特急・急行車両で走っていたのを覚えています。5000系はつり革のリングが緑色だったのを記憶してますが、どのような意味だかご存知でしょうか?
by パルの大冒険 (2008-01-09 09:27)
琴電琴平駅は見たことがあるのですが、JR琴平駅は行ったことが無いんですよ~。いいですね!この駅舎。
坪尻はすっかり有名になりましたね。冬はハチや蚊に悩まされることがないので、こういう駅を訪問するにはいい時期かもしれません。
by (2008-01-09 12:46)
>Agasさん。こんばんは。
京王の5000系には馴染みがあるのですね。
元気に働いてますよ。
コトデンは、戦前の車両が現役というところが魅力だったのですが・・・。
>バルの大冒険さん。こんばんは。
私は京王には縁がなかったので、なんとも申し上げられないのですが、
どなたか「つり革のリングが緑色」の理由ご存知の方いらっしゃいませんか?
>うたにさん。こんばんは。
JR琴平なかなかよさげな駅でしょ。なんとはなしに、雰囲気があるというか・・・。
一方、スイッチバックの坪尻・・・この時期は寒いですよ。停車する列車も少ないですし・・・近くには人家なんてありませんし・・・不思議な駅です。
by Fuzzy (2008-01-09 21:21)
こんばんは
お疲れ様、でも鉄道好きにはたまりませんね。
最近都心では見ることの無い電車がまだ活躍していますね。
京王線の緑色の件ですが
分割特急で、本線と支線とを色分けしていた記憶がありますが
当てにはなりませんね。
車掌さんがつり革の色で、この電車は京王高尾行きとか
車内放送していた記憶が
by junsbar (2008-01-09 22:44)
琴平駅の改札口すごいですね。金太郎縁の地かと思ってしまいました。
桟敷席で混雑すると悲惨ですね。居場所が有るようでない。夏場ならデッキに出ているのもそれなりに良い気分ですが。
長旅お疲れ様でした。
京王の吊革の色、junsbarさんがおっしゃるとおり分割時の誤乗防止用です。今も使用されていますよね。
by サットン (2008-01-09 23:56)
>junsbarさん。おはようございます。
つり革の秘密ありがとうございます。
この手の区分けは、京王だけなんでしょうか?
少なくとも関西では全く見ませんね。
>サットンさん。おはようございます。
四国からの帰路は、ちょうどUターンの時期だったので混雑してました。
いつもはもっと空いていると思います。
それにしても、サットンさんは、関西だけでなく、関東の私鉄にもお強いですね。
私は、戦前の京王電気軌道には個性的な車両が多かったので見憶えのあるのも多いのですが、現在はあまり特徴がないのでね・・・。
by Fuzzy (2008-01-11 07:12)
私も香川出身の後輩に、オススメどころを教えてもらってうどん&こんぴらさんに行きました。駅がなつかしいです!周辺をサイクリングして、久しぶりに見た、架線のない、すっきりと空が見える線路に、なぜか感動しました。宇高連絡船があったころの琴電は、それはそれは個性豊かな電車が走っていましたね。
by さだ (2008-01-11 18:21)
>さださん。
コメントありがとうございます。
讃岐はなかなかふところ深いですよ。いいところですよ・・・。
by Fuzzy (2008-01-11 23:46)
琴電駅の上屋を支える鉄骨のデザインが素敵ですね。
JR琴平駅も美しい建築です。細部に南海浜寺公園駅にも通じるデザインがあります。
和歌山港駅の墨書風の駅名板がいいですね。かつては、南海の駅ならどこにでも見かけたのですが、今や貴重品です。よく見れば、「わかやまこう」と「わかやまし」の字体が少し違うのが面白いですね。
その昔、和歌山港発の特急に途中駅から乗った折(もちろん旧1001系)、車掌さんが「長らくのご乗船・ご乗車お疲れ様でございました。まもなく終着駅難波でございます。」との車内放送があったのを鮮烈に覚えております。
by のり (2008-01-12 20:34)
>のりさん。こんばんは。
言われて気づきました。コトデンのプラットホームの鉄骨・・・優雅ですね。
南海本線の特急のアナウンスにこんなのがあったとは知りませんでした。
by Fuzzy (2008-01-12 21:14)
高松からジャンボフェリーも混んでそうですし、南港行きの関西汽船がこの時期存在しているか判らないとすると和歌山経由は面白そうですね。さすがに阿波池田経由は時間がかかりますね。高徳線経由ならもう少し早く戻れそうですが、四国のキハ58、キハ65もそろそろ危なそうなので、乗る価値はあったと思います。
昔は徳島線からなんばゆきの連絡乗車券が売られていたこともありますが、すっかり明石海峡大橋~大鳴門橋に全て持っていかれましたが、さすがにこの時期は混みあってますね。
by なにわ (2008-01-13 18:55)
>なにわさん。こんにちは。
高徳線経由も考えましたが、そうするとコトデンにも乗りたくなるので、余計時間がかかりそうでした。
徳島港から難波までの直通切符が自販機で買えました。それだけでも少し感動。
by Fuzzy (2008-01-14 09:11)
京王5000系、一番好きな電車の一つ、
子供の頃からのつきあいです。
5023といえば、最終増備車で、
小さなクーラーがたくさん並んで一番バランスが良かった頃です。
4両編成の5000系と、2,3両の5100系があり、
5100系は緑のつり革で、分割の誤乗防止のためでした。
いまでは、分割も無くなってしまいましたが。
by manamana (2008-01-14 09:14)
>manamanaさん。こんにちは。
京王の5000系に愛着がある方が読者とは存じませず、文面に「車両が一新されてしまったので、余り面白くないね。」と書き連ねまして、申し訳ございません。
コトデンの場合、どうしても戦前の車両が魅力だったもので・・・すみません。
by Fuzzy (2008-01-15 15:41)