寺前行普通列車は、なんと超ロングシートのキハ58だった! [鉄道大好き~平成編]
平成4年7月1日のことだった。
姫路から和田山に伸びる播但線は、この当時、仕事でもたまに使うことがあった。
姫路10:12発の普通寺前行きに乗車して福崎に向かった。
姫路駅播但線ホームに発車を待つ堂々の6両編成
手前に見えるのはキハ585511であるが、このカラーリングは以前どこかで見たことのあるような・・・
1年前の平成3年4月に、和倉温泉でみたキハ58である。
七尾線の電化で余剰となった気動車がそのまま播但線に流れてきたものだった。
それだけなら、あまり驚くべきことはないが、車中に入ってみて、おろろいた!
なんということでしょう!
クロスシートを排除して設置された、こんなに長大なロングシートは、いまだかつて見たことがない。
途中に乗車扉がないため、15mもあろうかと思われる座席には圧倒される。
窓枠ひとつにつき3人掛けのシートを並べてあると計算すると11×3=33人掛けのロングシートである。
吊革は、はたして何個あるのやら・・・
ちょっと有り得ない光景に感動して、カバンの中から思わずカメラを取り出した。
一度全席埋まった状態を見たかったものだ。
※キハ58-5511は、金沢鉄道部のキハ58-433を平成4年1月31日付で松任工場にてロングシート化して姫路に異動させたものであり、その後平成11年4月23日付けをもってタイ国に輸出された。
(参考)
キハ58-5500番台
1991 - 1992年に姫新線や播但線などのローカル輸送で、通勤輸送を考慮してロングシート化改造されたグループ。床材張り替え、吊り手増設なども併せて行われた。改造施工は、鷹取・松任の両工場。全車姫路鉄道部に配置されたが、1999年に全車廃車となり廃区分番台となった。廃車後31両中20両がタイに譲渡されている。(Wikipediaより)
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