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倉吉線・混合列車 [鉄道大好き♪]

~昭和58年3月21日の日記から(3)~

早朝目覚めれば、かすかに雨音あり。窓より日影なく、雨男の面目躍如たるところ。 霖雨の中、米子より倉吉へ向かう。

第二の目的、倉吉線の混合列車に乗りに行く。 (貨車と客車を連結して走る列車を混合列車というが、その当時でも、関西では倉吉線より他では見ることが出来なかった。)

米子から倉吉までの列車はキハ58。倉吉までは快速列車だが、そりより以東は、急行白兎となるものである。

倉吉線の列車は、 DE101059+ワラ9237+ワラ14009+ワム63343+オハフ33627+オハニ3610 といういでたち。

満を持して倉吉駅を出発するが、ところが、一向に速度を増さない。ゆっくりゆっくりゆっくり・・・自転車でも追いつけそうな速度である。

しとしと雨の降る中、車内の電灯もつけずに薄くらい中、カタン・カタンとレールのジョイント音も心なしか重く響く。

(オハニ3610の車内・・・荷物車との合造車なので、座席数が少ない。)

 やっとのことで西倉吉に到着。するとさっさと入れ替えして、来た道を戻る準備をし始める。同じように混合列車であったが、貨車が異なる。

DE101059+ワム61695+ワラ5951+オハニ3610+オハフ33627

(この混合列車は、倉吉~上灘~打吹~西倉吉の6.8kmだけの運行で、倉吉線の最終駅山守までは行かない。 ついでながら、この二年後昭和60年3月末をもって倉吉線全線が廃止になってしまう。・・・末期のお別れに来たようなものだ。)

西倉吉9時55分発の424レで、再び車中の人となる。

(・・・その後、米子まで戻り境港まで足を伸ばし、伯備線で岡山へ出て帰阪する。当時の日記には、さすがにビテイ骨が痛くなった。・・・と記されている。)

~完~


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コメント 5

混合列車・・そういうのがあったんですね
知りませんでした。
by (2007-03-24 10:34) 

天女が遊

目的の倉吉線 混合列車乗車を実現!!
廃線になる前にラッキーでしたね^^
さすがに尾骶骨が痛くなったには・・・(笑)
当時はまだのんびりとしてたんですね~^^
by 天女が遊 (2007-03-24 12:00) 

manamana

混合列車ってローカルな感じでいいですね。
でも、自分は乗ったことも見たこともありません。
いつか乗ってみたいものです。
by manamana (2007-03-24 13:48) 

客車と貨車が一緒につながっているなんて、今では考えられない編成ですね。車内の様子といい、「汽車旅」という言葉がぴったり合う!
でも、やっぱり腰が痛くなったんですね。。それも、いい想い出かな。
by (2007-03-26 10:13) 

Fuzzy

みなさん。ナイス&コメントありがとうございます。

昔は、混合列車なんていう風情のある列車が存在していたんです。
ゆったりしたモンです。
by Fuzzy (2007-03-26 12:50) 

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