SSブログ

阪急百貨店 [お散歩写真]

阪急百貨店といえば、昭和を代表するターミナル型デパートの雄。

地下街から急な階段を上ると急に視野が開けて、華麗な大ドームとシャンデリアに目を奪われることが特長だった。旧梅田駅コンコース一階正面であったところ。
http://chambre.hp.infoseek.co.jp/galerie/umedabenten/osaka1/hankyu.htm
平成になってもその輝きは衰えることはなかった。
設計は阿部建築事務所と竹中工務店と伊東忠太、竣工は昭和4年。

しかし、今では写真の通り・・・

1階のシャンデリアも八咫烏や兎のモザイクも大食堂の逸翁の福神漬けライスも丸いステンドグラスもない。


大丸が、「ウォーリズ設計の本店建物を最大の財産とし大切にしていく。」と発表していることとこれほどの違いがあるとは・・・。

小林一三翁をして、「最も有望なる電車」といわしめた企業概念を生かしたビルの誕生を切に希望する。


nice!(4)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 4

コメント 6

最近は老舗大手でも経営者や時代の変化とともに、その精神までもが合理的な病に犯され、理念の崩壊が続いていると思います・・寂しいが
・・なんと不二家も危うし。
by (2007-01-15 09:07) 

天女が遊

時代の流れを止める事が出来ない
現代の風潮ですね!でも残念です!
by 天女が遊 (2007-01-15 10:04) 

Fuzzy

>イチローさん。
現在における合理性追求・・・日本は発展途上国ではないんだから、もう少し文化や歴史に投資してもいいのではないでしょうか・・・と思ってしまいますネ。
不二家を狙うのは雪印とか。同病相憐れむの感あり。


>天女が遊さん。
阪急は関西の優等生ですから、何らかのエポックメイキングになるような平成の阪急百貨店を作ってくれるものと期待してます。
しかし、阪急と阪急百貨店との関係が微妙なのが気に掛かります。
by Fuzzy (2007-01-15 22:40) 

先日はご訪問、ありがとうございました。
ファジーさんのブログ、楽しく拝見させていただきました。 雰囲気がとても素敵です。 
写真好きだけど上手く撮れないさくらにとって、とても勉強になりますし。
また、寄らせて下さいね♪ 素敵な記事、楽しみにしています。
by (2007-01-16 20:29) 

Fuzzy

>さくらさん。こんにちは。
お褒めいただきありがとうございます。
いい加減なことばかり書いてますが、また立ち寄ってくださいネ。
by Fuzzy (2007-01-17 07:51) 

ホイーヤ

こんにちは。「阪急百貨店」の文字を拝見して、飛んで参りました。
その昔は阪急電車のコンコースだった、あのステンドグラスの場所。
最近行ってないものですから、実際の状況は知りませんが、
新しくするだけでは哀しいです。
私の大好きな宝塚もそうですが、逸翁先生の精神は途絶えてほしくありません。
では失礼いたします。
by ホイーヤ (2007-01-26 07:50) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。